20年後には、日本の寺が半減する!?

            アルバイトする僧侶の困窮と力を失った既成宗派

 

 搾取される貧困「お坊さん」が激増…お寺「不要化」で都市に出稼ぎで日雇い労働者化  

                  (H29.5.6付 ビジネスジャーナル記事より )

 

 「坊主丸儲け」という言葉があるように、お寺には経済的に安定したイメージを持つ人が多いだろう。しかし、『寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」』(日経BP社/鵜飼秀徳)によると、全国の約7万7000寺のうち、地方を中心に約2万寺が住職のいない「無住寺」になっているという。

 僧侶派遣サービスを行っているウェブサイト「お坊さんの輪」を運営している一般社団法人おもてなしの会の北田侑也氏は、「檀家制度が機能しなくなってしまった」と、斜陽化するお寺業界の現状を語る。

 

●遺骨をゆうパックで送ってくる遺族も
 「檀家」とは、お寺に葬祭供養や墓の管理を行ってもらう代わりに、特定のお寺に所属する家のことだ。その檀家がお寺を経済的に支援するのが檀家制度である。
 北田氏は、お寺を維持するボーダーラインを「檀家数300軒前後」と語るが、浄土宗が2014年6月に仏教界の機関紙「宗報」(本願寺出版社)で報告したアンケート調査によれば、地方の過疎地に限定すると、檀家数300軒以下のお寺が約8割を占めるという。地方のお寺のほとんどが、風前の灯火なのだ。

 「『仏教離れ』といわれるように、現在の日本人は信仰心が薄れているため、新たに檀家になろうと思う人は少ないでしょう。それどころか、関東圏に移り住んだ人たちのなかには、墓参りの出費や維持管理費などの経済的な問題から、地方にある先祖代々受け継がれてきた墓を『改葬(墓から遺骨を取り出して別の場所に移すこと)』して離檀するケースが増えているのです」(北田氏)
 厚生労働省の「衛生行政報告例」によると、改葬数は2000年の6万6643件に対して15年は9万1567件と増加傾向にある。また、遺骨のその後は「移住地の近くに新たなお墓を建て、そこに納める」「共同納骨堂に納める」の大きく2パターンに分かれるが、経済的な理由から後者を選ぶ人が多いという。

 

●「貧困僧侶」が続出、搾取され日雇い労働者化…
 先祖代々のお墓を改葬して離檀する……。このような現状について、北田氏は「もはや、お寺が日本人に必要とされない時代になった」と嘆く。斜陽化しているお寺業界ではあるが、当事者である僧侶たちは簡単に廃業できない事情がある。

 「僧侶は雇用保険に加入しているわけではなく、一般企業と違って退職金もありません。やすやすと辞めるわけにはいかないのです。中高年の僧侶は異業種への転職も難しいので、いくら経済的に厳しくても僧侶を続けていくしかないでしょうね」(同)
 そのため、お寺の経営が難しくなり、食いっぱぐれてしまった地方の中高年僧侶たちは、依頼が多い首都圏に出稼ぎに来ていて、若い僧侶は、なり手が減少しているという。
 「私どもの『お坊さんの輪』のような僧侶派遣サービスに登録する僧侶が増えています。『お坊さんの輪』では、お布施の3割の手数料をいただいていますが、なかには手数料を5割以上取る派遣業者もあるそうです」(同)

 

 また、葬儀社が窓口となって僧侶が依頼を受けているケースもあるという。
 「葬儀社にお勤めを紹介していただいた場合、『バックマージンを支払う』という業界の暗黙のルールがあります。そうなると孫請けのようなかたちになり、僧侶の手元に残るお布施はさらに減ります。それでも、依頼が少なくなった現状では、喜んで依頼を受けてくれる僧侶がたくさんいます」(同)

 もはや、僧侶たちはどれだけ搾取されても「依頼があるだけまし」という状況で、建設業界における日雇い労働者の心理状態と変わりがないようにも思える。
 都心への一極集中が止まらず、地方の高齢化が進んでいる現状をみると、このような傾向はますます強まると予想される。「檀家制度の価値が失われた現状では、20年後にお寺の数も今の半分以下になっていると思います」と北田氏は語る。
 斜陽化したお寺業界で奮闘する僧侶たちには、どんな未来が待っているのだろうか。
                             (文=鉾木雄哉/清談社)

 

 釈尊(お釈迦さま)は大集経というお経に「後五百歳 白法隠没」と語っています。ここで“白法”とは釈尊の教えのことをさしています。つまり、釈尊が亡くなった後の第五番目の五百年(後五百歳)以降には、釈尊の教えは滅び、人々を成仏へと導く効力が無くなってしまう(釈尊仏教は滅亡する)ということです。その時代を「末法(まっぽう)」と言い、釈尊が説いた仏道修行を行なっても、一向に幸せになれないばかりか、世の中はますます混乱し、人々の心は荒廃していくとされる、まさに“暗黒時代”。現代はまさに「末法濁悪の悪世」のまっただ中にあるといえます。

 その予言どおり、現在、釈尊の本国であるインド、あるいは中国、朝鮮半島においては、仏教はほとんどその勢力を失っています。また世界で唯一残ったといって良いほどの“大乗仏教国”・日本でも、近年の仏教寺院の衰退は目に余るものがあります。
 一方、釈尊は白法が滅した後、法華経に説かれた付属に基づいて地涌上行菩薩が末世に出現し、大白法を広宣流布して人々の心を潤していくという予言も行なっているのです。(要するに、仏法がお釈迦様の手を離れ、末法の衆生に縁のある真仏の手に委ねられるということ)
 日蓮大聖人は
 「此の妙法等の五字を末法、白法隠没の時、上行菩薩御出世有って五種の修行の中には四種を略して但受持の一行にして成仏すべしと経文に親(まのあた)り之れ有り」(御義口伝下)
と示されています。

 釈尊を仏と仰ぐ既成仏教(全国に残骸として残る仏教各派の寺)が衰退しゆく現代にこそ、末法有縁の仏として日蓮大聖人が説かれた教えが、日蓮正宗僧俗の果敢な折伏推進により広宣流布していく、吉き時代とも言えるのです。(実際に、天台大師は末法時代のことを、『末法時代は、遠い未来まで妙法の功徳に潤う時代』であると憧れを抱く言葉を残しているほどです) 

 

 上記リポートは、時を逸し形骸化した仏教各派と、布教心を失い堕落した“商売僧侶”の退廃した姿が、ありのまま映し出されていました。「なんとか自分の寺を再興させたい」と、もがき苦しんだとしても、現在の宗派に残り続ける限り、真の解決方法を見いだすことは絶対にできません。

 仏教各派の僧侶方には、衰弱しつつある自宗の実態と、末法の正法の正当性について真摯にお考えいただき、あなたが責任をもって、あなたの任されたその“由緒ある寺院”を、日蓮正宗の正法に帰伏(改宗)せしめていただきたいと念願します。

その志ある方、その方法を知りたい方は、日蓮正宗宗務院(富士宮市上条2057)にご相談ください。

 

 

 


毎月の行事

 

  ● 先祖供養 お経日  

      14:00/19:00

※日程変更あり・要確認

 

第 1    日曜日 

  ● 広布唱題会      

      9:00

 

第 2    日曜日 

    ● 御報恩 お講  

            14:00

 

お講前日の土曜日  

     ●お逮夜 お講   

            19:00

http://www.myotsuuji.info