霊波之光教会
霊波之光教会の教えが、間違いであると思う理由
① 霊波之光教会では、安易な奇跡を売り物にしています!
「おぼれる者は、藁をもつかむ」といいますが、霊波之光教会は、病気という人の弱みにつけ込み、自分たちの勢力を拡大しようとする宗教詐欺的集団です。
病気なおしの方法は、最初は「密教的」な「九字を切る」というものでした。しかし、いつの間にか、波瀬善雄(教祖)自身の霊波(光)によって、悩める人々の病気を治癒するという形に変更されています。「病気なおし」こそ教団の中心的な儀礼であるというのに、その中心的儀礼が、状況によって変更されることからいっても、教団の教えや主張には一貫性はなく、場当たり的と批判されても仕方ありません。
霊波之光教会には、そもそも教義らしい教義もなく、ただ「御守護神様に、おすがりすれば、どんな病気も治る」と安直に奇跡を売り物にしているだけです。病気が平癒する因果関係については、まったく教義には説かれていないのです。
② 教祖「波瀬善雄」は、普通の凡夫にすぎません
義雄当初、神仏に救いを求めて四国の五剣山で座禅を行ないました。そもそも小堂で仏教の座禅を組み、そのあと、神様から天啓を受けたなどということ自体、仏教と神道との教えの違いを理解していないことの表われと言えましょう。
また霊波之光教会では、大宇宙神を根本としているはずなのに、「礼拝堂」には「地球儀の上に立った義雄の像」を祀っており、悩み多い普通の凡夫である義雄を拝むという矛盾もかかえています。
③ 教祖の天啓と世襲制の矛盾
霊波之光教会では、教祖・義雄の跡継ぎとして、その長男・教詞が第二代となり、さらに三代目には、教詞の長男である敬仁に内定しているといいます。
教団内部で語れられるように、義雄が自身の病をきっかけに、各地の霊山を修行して歩き、やっとの思いで悟りを開いたのだとすれば、二代目・三代目は、どのような修行を通じて悟りを開いたというのでしょうか。代々の教主を、守護神・義雄が見守っているといいますが、それは、裏を返せば、身内と信者を分類し、死んだ義雄は信者は信者として扱い、自分の子供や孫には、特別扱いをして強烈に見守っているということになるではありませんか。こうしたことから見ても、義雄の教えは、身内の権利を守る、身内に宗教財産を特別に残していくという偏り、人間としてのあさましい強欲に包まれたものと言えるのです。
④初代教祖・義雄が、神と人間をつなぐ媒介者であるという邪教
神はエネルギーであり、直接人間に働きかけられないため、そこに神と人間とをつなぐ媒介者が必要となり、それを通して働く神通力が霊波であり、その媒介者が、波瀬一家であるというのが、霊波之光教会の教えの骨格です。
教団では、「人類の親たる宇宙神から霊波を受けるには媒介者がなければ、受けられない」と説明していますが、それでは、教主・義雄が生まれてくる前には、神の力を受け取る媒介者はいったい誰だったというのでしょうか。また、教主以前の人類は、理罪に苦しんでいたといいますが、それまで大宇宙神は、まったく人類を救おうとはしなかったということであり、無慈悲といわなければなりません。人々が理罪を受けることは大宇宙神の罪というべきであり、こうした不安定・不確定な神が、本当に人類を救えるというのでしょうか。はなはだ疑問です。
⑤消費期限付き(!)のお礼
霊波之光教会の信者は、各家庭の神棚に「御神体御礼」を通して代々お教主とつながり、守護神からの霊波が送られてくるといいます。しかし、これは、御礼を購入させるための口実に過ぎません。しかもその御礼は「有効期限が一年間」とされているのです。まさに彼らの「浄く尊いお礼」は脱臭剤や乾電池などと同じ期限付きの品物であると、教団みずから告白しているようなものなのです。
⑥「浄霊祈願御礼」や「生命礼」は単なる、お飾りの品もの
信者たちは、先祖の霊魂浄化や特別の祈願をしたいときに、浄霊祈願御礼や生命礼(身代わり礼)を教団本部内の聖神之池に流すという儀式を行ないます。生命礼には氏名が書かれますが、これによって悪い因縁を切ったり、低級霊を除去できる信じられていますが、これらは、「流し雛」や「みそぎ払い」を真似しただけのことで、単なる気休めに過ぎません。また生命橋ができる前は、どうすれば悪い因縁を切ることができたのか。結局、橋から礼を流して、信者に有り難がらせる演出をしているに過ぎないといえましょう。
霊波之光教会の教義は、宗教的に気がふれた教祖の妄信によって生み出されたものに過ぎません。霊波之光教会の信者、あるいは知人にそういう方がいる場合は、一刻も早く教団から離れ、唯一絶対の正当仏教教団である日蓮正宗に入信されることを、強く勧めるものです。
※上記文章は、「諸宗破折ガイド」(宗旨建立750年慶祝記念出版委員会編)の当該項目文章を元に、筆者が一部加筆・訂正したものです。