顕正会を脱会し、今こそ、真実の広宣流布へご奉公を
皆さん、こんにちは。第3地区の亀山美智代です。
私は平成30年7月に、24年間にわたり籍を置いた『顕正会』を辞めて日蓮正宗に入信し、妙通寺支部に入講させて頂きました。
私は、顕正会に入った当初、初めて聞く日蓮大聖人様の仏法に大感激し、朝夕の勤行(顕正会では遙拝勤行といいます)は勿論の事、集会などにも求めて参加し、顕正会・浅井会長の書籍を繰り返し読んでは、
「大聖人様の御遺命を護り奉り、広宣流布を目指して戦う唯一の正しい団体こそ顕正会」
と信じ込んでいました。今、思えば、本当に恐ろしく、申し訳ない思いで一杯ですが、顕正会では勧誘(かんゆう)時点で、「日蓮正宗宗門は、御遺命(ごゆいめい)を破壊し、血脈(けちみゃく)も断絶した。よって大聖人様仰せの信心が叶うのは、顕正会のみ」と強烈にすり込まれますので、会員は顕正会で活動しているうちに、次第に
「浅井会長の言葉イコール大聖人様の仰せ」
と思い込まされてしまいます。また、日々の活動を通して
「広宣流布は眼前、その前に必ず前代未聞の大闘諍(とうじょう)が起こる。日本に残された時間は少ない」
と煽(あお)られますので、自分の生活などは後回し。勧誘の誓願だけを見つめる日々で、せかされるような活動をしておりました。
私の認識から申しますと、顕正会の名古屋会館に集う会員の数は、名前だけの人を含めて、だいたい200~300名くらいです。会員の入れ替わりも激しい事から、ほぼ会員数は横ばいです。新聞などで発表するような、「年々、会員が増えている」ようには感じられませんでした。私が所属していた婦人部でも、大事な会合で、あちこちから懸命に結集をかけた場合、精一杯集めて、120名前後でした。
いつしか数集め的な虚しい環境下の中にも、顕正会での活動を最優先としておりましたが、いつも漠然とした不安感と、心に余裕が持てず、大聖人様の御事よりも浅井会長を讃嘆(さんたん)する事に終始(しゅうし)する虚(むな)しい幹部会や、およそ正しい仏法を実践している者とは思えないほど、道理を無視した上層幹部の言動に触(ふ)れていくうちに、顕正会に対する深い疑いの心がわき始めました。
顕正会では、インターネットで宗教関係の事を見てはいけないとされています。しかし私は、顕正会に対する疑惑から、禁断(きんだん)のネットに手をつけてしまい(笑)ました。
すると、自分の知らない事だらけで、すでに顕正会を脱会した人達の言葉に「日蓮正宗のお寺を訪ね、話を聞きなさい」とあり、心が揺れ動きました。
その後、勇気は必要でしたが、私は
「顕正会に出会った時から、ずっと探し求めていたのは、日蓮大聖人様の真実の仏法だったはず」
との初心を思い起こして、「なんとしてでも真実が知りたい」との一念で妙通寺様をお訪ねしました。
御住職様から丁寧に解りやすく顕正会の誤りを教えて頂き、知らぬ事とはいえ、大謗法の団体に身を置き、大聖人様に弓を引く側にいたことが、本当に大衝撃でした。
今、妙通寺支部に入講させていただいて思います事は、本門戒壇の大御本尊様にお目通りが叶い、正しい勤行をさせていただき、数ヶ月前とは比べようも無いほど、心が温かく感じられる、ということです。
私は、顕正会で役職を持っていた事から、顕正会を脱会すると「亀山には近づくな」と、お触れが出されたようです。しかし、逆にそれを聞いて心配してくださったMさんから「どうしたの?」と連絡をいただきました。これまでのいきさつをお話しましたところ、Mさんは「私も本当の信心がしたい」と言ってくださり、Mさんもまた、妙通寺に入講されました。一緒に信心することができて、これ以上の喜びはありません。
そして毎週日曜勤行会や御講での御住職様より教えて頂ける正しい大聖人様の仏法に触れ、
「顕正会に残してしまっている母や弟に、何としても真実を伝えたい」
と、まずは母に思いを込めて話しをすると素直に聞き入り、御授戒を受けることが叶いました。
このことを弟に伝えた所、最初こそ私との接触を拒(こば)んでいましたが、何度も話していくうちに、弟も「お寺に行き、御住職様からお話を聞いてみたい」と、気持ちに変化が表れ、弟も無事に御授戒を受ける事が叶いました。
その後、早々に母も弟も、Mさんも戒壇の大御本尊様に、お目通りする事ができ、有り難い思いで一杯です。そして最も大切な総本山御大会(ごたいえ)登山に、私ごときが参加させて頂く事が叶い、あまりの厳粛さの中、緊張感と共にこみ上げてきたものは、大聖人様の大願であられる広宣流布の成就を、一分なりとも私もお手伝いさせて頂きたいとの思いでした。
私の周りには、まだまだ縁のある方や、未だ顕正会に騙されている人たちがたくさんいます。その方々を、正しい日蓮正宗の信仰に導くことができるよう、又、今度こそ、本物の広宣流布をともに目指していきたいと思います。
顕正会の人達は、元は本当に純粋な人が多いのです。純粋が故に浅井会長に操られ、大謗法を犯している事に気づきません。どうか皆様、是非、見捨てないで救って頂きたいとお願い申し上げます。
私はこれからも、『弥源太殿御返事』の
「日蓮をつえ(杖)はしら(柱)ともたのみ給ふべし。けは(険)しき山、あしき道、つえをつきぬればたをれず(中略)只一心に信心おはして霊山を期(ご)し給へ」(平成新編御書722ページ)
との大聖人様のお言葉を胸に、御本尊様に一切をお任せして、精一杯、前進してまいりたいと思っております。どうぞ、みなさま、宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。 (平成31年1月 妙通寺支部総会の砌)