なぜ日蓮大聖人は真言宗を「国を滅ぼす教えである」と指摘されたのでしょうか?

 

 

 弘法大師空海により興った真言宗は、真言密教(東密)と呼ばれ、高野山(金剛峯寺)をはじめ、智山派、豊山派など多くの宗派が全国各地に広がっています。なかには寺院体裁をとらず、非常に小さな規模(民家程度)で「癌封じ」「諸願成就」などの“拝み屋”としての道場も数多くあるようです。

 

 ◇大日如来は実仏ではありません

 真言宗では、大日経・金剛頂経をもとに、大日如来、あるいは胎蔵・金剛の両界を本尊としますが、大日如来とはそもそも、インドに現実に出現した釈尊が、教えの中で語った法身仏であり、架空の仏(本仏の力用の一部分を説明するために説かれたもの)です。仏には法身・報身・応身の三徳が具わりますが、大日如来はそのうちの一つしか具えていない不完全な仏ともいえます。ですから、三身を具え、現実に衆生を救済して歩いた仏より、理論上、ひとつの方便として説かれた大日如来の方が優れているはずはありません。こうした真言宗の信仰観は「本末転倒」の間違ったものです。

 

 ◇身と国をともに亡ぼす教え

 真言の教えは大変に恐ろしいものです。

 インドに出現した釈尊は、「法華経は諸仏如来の秘密の蔵なり。諸経の中に於て、最も其の上に在り」(大石寺版法華経399)と、法華経こそが仏教の中で第一の経典であると説いています。しかしこれに対して真言密教では、何の根拠もなく、我見によって「大日経が第一」とし、「法華経は第三」と見下しているのです。

 法華経を第三の戯論と卑しめる真言宗の教えは、日蓮大聖人が「今生には亡身・亡国となり、後生には無間地獄に堕ちる」(御書1271取意)と仰せのように、正法誹謗の大罪により、身が滅び、国が滅ぶ教えといえます。

 

 ◇真に救済の教えは法華経・南無妙法蓮華経

 釈尊最高の経典は法華経です。さらにその法華経の真髄は南無妙法蓮華経の教えです。日蓮大聖人は、末法の世の救世主(上行菩薩の再誕生・内証久遠元初の本仏)として末法に出現し、末法の人々を真に成仏へと導くため法華経の肝心・南無妙法蓮華経の教えを大曼荼羅として建立されました。よって末法の世に生きる私達一切衆生は、誰でもが南無妙法蓮華経の御本尊に向かって題目を唱えることによってのみ、真の幸福・成仏の境界を得ることができるのです。

 我が家の繁栄と一家和楽のためにも、今こそ、先祖が何気なく受け入れてきた真言の教えをきっぱりと捨て去り、正しい仏の法である南無妙法蓮華経の御本尊に帰依しましょう。

 

毎月の行事

 

  ● 先祖供養 お経日  

      14:00/19:00

※日程変更あり・要確認

 

第 1    日曜日 

  ● 広布唱題会      

      9:00

 

第 2    日曜日 

    ● 御報恩 お講  

            14:00

 

お講前日の土曜日  

     ●お逮夜 お講   

            19:00

http://www.myotsuuji.info