折伏を必ず成就するための17のポイント
①100人に下種しよう
観妙院日慈上人は、「折伏をしたければ、100人に下種をしなさい」と御指導されました。とにかく声をかけなければ相手に伝わりません。勇気を出して一人、また一人と下種をしましょう。必ず話を聞いてくれる人が出てきます。
②お寺に徹底して通おう
折伏の大切さはわかっていても、どうしても下種する気持ちが起きないで悶々とすることがあります。そういう時こそ、足茂るお寺に通いましょう。お寺の御本尊様に縁し、唱題することにより下種の意欲が湧いてきます。
③徹底して唱題しよう
折伏を成就しようと思ったら、なんといっても唱題に唱題を重ねることです。唱題なくして折伏はありません。御法主上人猊下御指南の唱題行を実行し、また、対象の方の入信を真剣に御祈念していきましょう。
④魔を見破る
折伏しようと決意すると、必ず魔が競ってきます。なぜなら魔は、私たちが成仏することを妨げるのが、その本質だからです。「ああ、これが魔の働きなんだ」と見破り、それを打破する唱題と行動を起こすことで、そそくさと魔は退散し、必ず一歩前進した信心をすることができるようになります。
⑤電話を活用しよう
「下種したくても忙しくて、下種している時間がない」という人がいます。観妙院日慈上人は「どんなに時間がない人でも、一日に一本の電話をする5分や10分の時間のない人はいない」と御指導されています。要は工夫です。やる気の問題です。疎遠にしている人にも、まず、一本の電話をしてみましょう。そこから思わぬ下種先が開けてきます。
⑥応援してもらおう
下種している相手と、ある程度の話が進んだら、法華講の友人に応援してもらいましょう。自分では言いにくいことも、応援に来てくださった方から、はっきりと伝えていただくことで、むしろ相手の方が入信を決意できるということもあるからです。
⑦難しい相手こそ下種してみよう
100人に下種するということは、相手を選ばず下種するという意味です。つまり「この人はぜったいにダメだろう」「こんな高齢の方を折伏しても、失礼だが時間がないだろう」と勝手に決めつけてはなりません。難しい相手にもした種していこうとしなければ、折伏はできません。話を聞いてくれそうな人ばかりではなく、困難な相手、少々手強い相手にも、まず自分がしっかりと唱題して智慧と勇気を御本尊様からいただき、堂々と仏法対話を進めていくことが大事です。
⑧まず今日、下種しよう
「明日からやる」と言って、やったためしはありません。まず決意したら今日から実践することが大切です。観妙院日慈上人は「まず今から始めよう。明日では遅すぎる」と御指導されています。
⑨思いついたら、その場で実行しよう
仕事をテキパキこなす人に共通している特徴は、何事もその場ですぐ実行するということです。下種も例外ではありません。誰かのことが気になったら、その場から電話してみることです。そして、日をあけず、すぐに訪問してみる。この「即実行」の心構えが大切です。
⑩下種した人のノートを作る
簡単なことですが、ノートに下種した人の氏名を番号をふるなどして整理して、記入しましょう。そして、一定期間がすぎたら、読み返してみると、以前に下種したままになっている人、最近下種していない人がわかります。婦人部の方で、朝勤行の後にノートを見て、その日の活動を決めてから実践している人もいます。
⑪相手の方の話をよく聞く
折伏にもしコツがあるとすれば、それは徹底して相手の方のお話をよく聞くということでしょう。真剣に聞けば聞くほど、相手の方もこちらの話を聞いてくれます。気をつけなければならないのは、大勢で取り囲み、一方的に相手の人に話をしてしまうことです。数人で下種するときも、相手の方に質問してみるなど、相手の方の口から話を引き出せるよう努力しましょう。
⑫「御本尊様はすばらしい」「南無妙法蓮華経は最高の教え」としっかり話す
法華経は耳根得道といって、まず耳に聞かせることが大切です。どんな人にも、あえて、「南無妙法蓮華経の御本尊様はすばらしいのです」と何度も口に出して言い、相手の方の命にしっかり下種しましょう。とくに大切なことは、そのとき、私たち自身も、御本尊様への絶対の確信を持ってお話することです。
⑬自宅の御本尊様の前で下種する
下種する相手の方を我が家へ招き、御本尊様の前で話しをすることは、それだけで自然な形の、すばらしい下種になります。御本尊様を眼に拝し、生活に溶け込んだ日蓮正宗の信心の姿を、相手の方に、無理なく示すことができるのです。
⑭お寺の近くで待ち合わせし、お寺に案内する
具体的に下種する場合は、お寺が一番のぞましいと言えます。まだ、しっかり信心の話をしていない場合でも、お寺の近くでお会いするなどして、その後、お寺を見せるだけでも連れて行きましょう。出来れば本堂に案内すると理想的です。待ち合わせ場所の工夫ひとつで、それが立派な下種に結びつきます。
⑮謗法を破折する
折伏する上で一番大切なことは、不幸の原因が間違った宗教にあることを、相手の方に伝えることです。観妙院日慈上人は常々「破邪がなければ顕正はない」と御指導されています。相手の方の考えの根底にある謗法をしっかり指摘し、破折することです。
⑯「あなたに本当の幸せをつかんでほしい」、その気持ちが相手に通じる
折伏は理論闘争ではありません。まして相手の人をやっつける訳でもないのです。折伏は、相手の方を救いたいという慈悲の行ないです。相手に本当の幸せをつかんでもらいたいという真心から出る言葉が、相手のかたくなな心を開く鍵となります。
⑰折伏はあきらめず、足で通うこと
「折伏は足でするものだ」と観妙院日慈上人は御指導されています。何度でも諦めずに通い続けることです。「もう、だめだ」と思った、その後からが本当の闘いのはじまりです。諦めずに通い続ければ、必ずや御本尊様の冥の照覧があり、諸天の加護があります。あくまでも御本尊様への絶対の確信を胸に、決して歩みを止めずに前進していきましょう。
※上記は、東京・法道院支部発行の『法之道』より抜粋された資料を基に、さらに筆者が手を加えたものです。
信ずるものが変われば 価値観が変わる
価値観が変われば 人生が変わる
さあ!あなたも私たちと一緒に最高の信心をしませんか?