御授戒(ごじゅかい)とは?
私たちの宗旨(しゆうし)は日蓮正宗です。私たちの菩提寺(ぼだいじ)は「妙通寺」です。
日蓮正宗は、今から750年前、日蓮大聖人が開かれた南無妙法蓮華経の教えを信ずる宗派です。総本山である大石寺(たいせきじ)(静岡県富士宮市)は、日蓮大聖人唯一(ゆいいつ)の後継者である日興上人により、約730年前に創建されました。
日蓮正宗では、赤ちゃんが生まれたり、お嫁さんが嫁いでくるなどして家族が増えた場合、あるいは旧来の宗旨を変えて日蓮正宗に新たに入信する場合には、かならず菩提寺に参詣し、住職(僧侶)より「御授戒」の儀式を受ける「しきたり」になっています。
御授戒(ごじゅかい)とは、他の信仰に関するものを捨てて、南無妙法蓮華経の御本尊に帰依(きえ)し、日蓮正宗妙通寺の檀信徒になるための儀式です。
世間には、赤ちゃんが生まれたとき、神社で「お宮参り」をする人がいます。この「お宮参り」は、その神社の氏子(うじこ)になること、つまり、神道(しんとう)という宗教に入信(にゆうしん)する儀式(ぎしき)で、たとえばキリスト教の「洗礼(キリスト教会の信者になる儀式)」を受けることと同じ意味となります。
私たちの宗旨は、キリスト教でも神道でもなく、「日蓮正宗」なのですから、新しい家族が誕生したとき、いまだ御授戒を受けていない家族がいる場合、また、他家へ嫁がれた娘さん一家などについても、最高の財である法華経・南無妙法蓮華経の功徳を積ませていくため、かならず「御授戒」をお受けしていきましょう。
※ 創価学会・顕正会・正信会を脱会して妙通寺の檀信徒となる場合には、「勧誡式(かんかいしき)」を受けることになっています。