家族・友人との『日常会話』で活用できる 御書4選

 

○「占(うらな)いが好き」という友人へ 

◇「私が通っているお寺で教えてもらった日蓮大聖人の言葉に「『心地観経に云はく「過去の因を知らんと欲(ほつ)せば、其の現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば、其の現在の因を見よ」(御書571ページ)』とあるよ。

 この意味は、『自分が生まれてくる前、過去世でどんなことをしてきたのか、それを知りたければ、現在の境遇や振る舞い、ずっと抱え続けている悩みを観察すれば、だいたい察しがつくものだ。また、未来の自分が、どんな人生を歩むことになるかを知りたければ、現在の生き様を見れば、だいたい想像つくものだ』と。だから占いなんかに頼る必要はないんだよ!。大事なのは、今日一日、いかに生きていくか、ということなんだ」

 

 

○「極楽(ごくらく)とか地獄(じごく)とか、そんな世界があるとは思えない」という家族へ

◇「大聖人の言葉に『衆生の心けが(穢)るれば土もけがれ、心(こころ)清(きよ)ければ土も清しとて、浄土と云ひ穢土と云ふも土に二つの隔(へだ)てなし。只(ただ)我等が心の善悪によると見えたり』(御書46ページ)と教えられているよ。

 つまり、地獄や極楽は遠い世界の夢物語ではなく、現在の自分の命の中に存在するということ。胸に手を当てれば、誰もが思い当たると思う。自分の命が怒り(地獄の命)に支配されたり、不安(餓鬼(がき)や修羅(しゅら)の命)に満たされていると、生活や仕事、人生さえも台無しにすることがある。だから私は、大聖人が『深く信心を発(お)こして、日夜朝暮(ちょうぼ)に又懈(おこた)らず磨くべし。何様(いかよう)にしてか磨くべき、只(ただ)南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを、是をみがくとは云ふなり』(御書46ページ)と教えられるように、いつもお寺へ行って唱題し、心を整えたり自分を励ましたりして頑張っているんだよ。唱題こそ、心をきれいに、ぴかぴかに磨いていく最高の修行なんだよ」

 

○不満、愚癡(ぐち)ばかり、「自分は何も悪くない」と言い張り、不運を他人(ひと)のせいにしてばかりいる友人へ

◇「日蓮大聖人の言葉に『わざわいは口より出(い)でて身をやぶる。さいわいは心よりいでて我(われ)をかざる』(御書1551ページ)とあるよ。

 罰(ばち)と思えるような悪い結果、ラッキーな良い果報(かほう)、どんなことも、自分の心が招いたことで、けっして他人のせいではないし、偶然でもない。だから、今は、これといって、困(こま)ったことがなくても、南無妙法蓮華経と唱え、いつも、心を磨くことが大事なのよ。磨いた鏡には、ありのままの顔が映(うつ)るように、心を磨いていくと等身大の自分がよく分かるようになるし、今まで見えなかった大切なものも見えてくる。幸せは自分でみつけていくものだから、心の目はいつも磨いていかないと、ね。

 

○同僚(どうりよう)や同級生と困難(こんなん)に立ち向かおうという大事な時、みんなへ

◇私が通うお寺で教わった日蓮大聖人の言葉に「異体同心なれば万事(ばんじ)を成じ、同体異心なれば諸事(しょじ)叶ふ事なし」(御書1389ページ)とあるんだ。

 仕事や部活動で、こうしたピンチに直面している今、お互いを批判したり、愚癡を言い合っていても、何もはじまらないよね。こんな時こそ、みんなで一つの目標に向かい、知恵を出し合って団結し、やれることを精一杯、実行していけば、ぜったいにやり遂(と)げられるはずだよ。がんばっていこう!

 

 

毎月の行事

 

  ● 先祖供養 お経日  

      14:00/19:00

※日程変更あり・要確認

 

第 1    日曜日 

  ● 広布唱題会      

      9:00

 

第 2    日曜日 

    ● 御報恩 お講  

            14:00

 

お講前日の土曜日  

     ●お逮夜 お講   

            19:00

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