創価学会員さんから妙通寺にかかってきた電話①
平成30年12月23日、大阪に住む創価学会員さんから妙通寺に相談の電話がありました。以下に、その方のお話の詳細を紹介します
「これまで30年、私は学会の指導を疑うことなく、幹部から言われれば地元の日蓮正宗のお寺に攻撃(日顕宗撲滅運動)にも行きましたし、選挙活動も熱心に行なってきました。人に言えないことも多々あります。本当にすべてを捧げて学会活動してきたのです。
ところが、活動すればするほど、どんどんと境界が落ちていくのです。ついに仕事も行き詰まり、三つの大病をかかえ、今では酸素ボンベが欠かせない生活になってしまいました。そんなあるとき、我が家に、支部長と婦人部長がやってきました。彼等は開口一番、
『今年の財務はいくらできる?』
『来年は選挙があるから、どれくらいF取りできる? 池田先生への恩返しのため、がんばって!』
と一方的にまくしたてるのです。私は、病気で、今は活動ができないと説明すると
『病気? だからこそ人間革命するんでしょ!罪障消滅のための財務と選挙なんだから!』
と。私はこの言葉を聞いて、それまでの学会に対する心の糸がポツンと切れてしまいました。
『今まで、私は何をしてきたんだろう』と。そこで、学会幹部からは『ぜったいに見てはいけない』と言われていたインターネットを恐る恐るのぞいてみると、聞いたこともないような話がいっぱい掲載されています。最初は、『こんなのウソだろう』『学会にかぎって、そんなことはあり得ない』と思いながら読み進めていくうちに、不思議と心当たりのあることが次から次へと出てくるではありませんか。
なかでも数年前に幹部に言われて交換した本尊が、『ニセ本尊』だと書かれていたことには、腰がぬけるほどビックリ! 知り合いの幹部に『あれはニセ本尊なのか?』と聞いたところ、
『ニセものじゃないと思うよ、正統な御本尊だと聞いているから』。
『あんたたちもあれを拝んで、なんともないのか?』
『いや、うちは昔の日達上人の御本尊だから、替える必要ないし、替えるつもりもない』
というのです。
『自分たちは交換せず、我々のような一般会員のだけ交換させているのか!』
私は愕然とし、すぐに学会の本尊を仏壇から取り外しました。
思い返してみると、人生の歯車が狂いだしたのは、我が家にあの『ニセ本尊』がやって来た時からでした。すべてがぴったりと符合するのです。もう迷うことなくインターネットを検索し、日蓮正宗妙通寺のホームページを探し出して、すがる思いで電話しました。
そこで今日、伺いたいことは、私は大石寺から昔いただいた御本尊様を不敬し、また、日蓮正宗の悪口を散々言いふらしてきて、こんなみじめな境界になってしまいました。こんな私でも、日蓮正宗に戻って、一から出直すことはできますか?」
という切実な電話でした
私(住職)からは「我が色心でおこなった謗法の罪障は、同じ身体や口をつかって、正しい唱題をし、正しい折伏を実践していく以外に、消滅していく道はありません。たった今からでも遅くはありません、今日、すぐに決意して日蓮正宗に再入信し、罪障消滅の信心をしましょう」とお話させていただきました。
この学会員さんは大阪の方でしたので、大阪市内のお寺を紹介し、翌日、無事に日蓮正宗に再入信して再出発を迎えることができた、とのことです。
この方は、つい数年前まで、率先して日蓮正宗を攻撃していた方でした。しかし、仏法の厳しい因果応報の道理のもと、自身の罪障による厳しい現証を目のあたりにして、ようやく正気を取り戻すことができたのです。毒気から目覚めることができたのです。
こうした電話は、妙通寺だけでも、ひと月に数件かかってきます。まだまだ学会員さんの中には、いろんなことで悩んでいる方が、たくさんおられるのです。
法華講員の皆さんも、周囲の創価学会員さんに対して、
「もう、あの人には何をいっても聞く耳を持たないし、話をしても意味ない」
と諦めないで、様子を観察しながら、少しづつ正法のお話を聞かせていきましょう。かならず素直に聞いてくれる時がやってくるはずです。
私達の活動は、創価学会とケンカしているのではありません。まして会員を奪い合ったりしている訳ではないのです。たったひとりの方を、日蓮大聖人の真実の仏法によって救っていく、大聖人様の大慈大悲に基づく再折伏行なのです。
私達日蓮正宗の僧俗は正法信受の先駆けとして、後から続く方々に堂々と正義を語っていきましょう!