妙智會教団について

 

在家仏教「妙智會教団」は、東京・代々木に本部を置く新興宗教団体です。
開祖は宮本ミツという女性です。


 ミツは当初、夫・孝平の勧めで本門仏立講という新興宗教に入信しました。しかし入信後、自身の周囲に不幸が続いたため、仏立講を脱会して霊友会へ改宗しました。

 霊友会に入会してしばらくすると、霊友会内部で分裂騒動が起こります。その結果、霊友会からおおぜいの会員が脱会すると、同時期にミツ夫婦も霊友会を脱会し、今度はミツ自身が「妙智會」という独自の教団を作り上げてしまいました。

 妙智會教団では、ミツを「会主」、夫・孝平を「大恩師」と呼び、現在の会長はミツの娘婿である宮本丈靖が務めています。

 霊友会から分裂して誕生した新興宗教団体は、この他に普明会、霊法会、妙道会、仏所護念会、法師宗、正義会、大慧會、在家仏教こころの会、などがあります。

 これらはみな、霊友会の教義や儀式のほとどんどを真似し、似たり寄ったりの新興宗教といえます。
 
◇特徴は、先祖供養至上主義をかかげるところです。
  霊友会から派生した新興宗教に共通する特徴は、法華経に基づく先祖供養を教義の「売り」にしていることといえます。
 彼らは、とにかく戒名をつけたがります。故人はもちろんのこと、地震や台風などの自然現象にまで「法名」をつけるというのですから、呆れたものです。

 教団の唯一の月例行事は「先祖供養会」です。信者自身の修行を勧めることなく、ただ「先祖供養」することがメインとしても、本当の意味で先祖の方々を救うことは難しいといえるのではないでしょうか。


 日蓮正宗では、毎月、宗祖日蓮大聖人のご報恩お講が奉修せられています。

これは、自身の願いを成就させていくことよりもまず、人法一箇の尊い御本尊を尊崇し、仏・法・僧の三宝の恩を報ずることこそ、仏道修行者としての第一義とされるからです。仏への報恩行を説くことなく、「先祖供養さえしていれば良い」などと説く教えに、そうした真義を貫く精神は、微塵たりとも見られないことを知るべきでしょう。


 妙智會教団では、日蓮大聖人が認められた大曼陀羅御本尊を参考にして、会主が書いた十界互具の本尊を祀らせる一方、その本尊への供養や読経を会員に勧めることなく、ただ、何日に『先祖供養をするために、寄付金を持参して会館に集まる」ことを盛んに連絡する彼らの活動。大いに疑問です。
  妙智會教団が掲げる教旨は、一、先祖供養 二、忍善 三、懺悔 四、感謝の四つです。先祖供養については前述のとおりであり、忍善とは大恩師・宮本孝平が生前、さかんに説いていた教えで「よいことをするときは、事物に動かされず心を安穏にし、いろいろな障害が押し寄せても怒らず、愚癡を言わず、欲を出さず、乗り越えること」だといいます。
 また、次の「懺悔」とは「悪い事をしたら、見栄や体裁を捨てて、みずからの非を素直に認め、素直にわびること」で、「感謝」とは「『ありがたい』『もったいない』『おかげさま』そして『尊い』」と思う心だといいます。
 これらは確かに人間として生きていくためには当然、心がけるべき訓示といえます。

 しかし、だからといって、何も宮本孝平に教えていただかなければならないほど、取り立てて特別のことでもありません。ただ、当たり前のことを、当たり前に言っているだけに過ぎません。 

 

◇いかに法華経を読むとも、日蓮大聖人の心には通じず!?

 日蓮大聖人様は
 「まことの心なけれども、供養せらるる人だにも悪しければ、功徳とならず。かへりて悪道におつる事候」(御書1582)
と仰せです。どんなに信者の人々が清い心で供養を捧げていたとしても、それを受け取る側の人間が、こうした邪教の人であったならば、正しい供養をすることはできず、自分も、供養される先祖の人々も、けっして成仏することはできません。

 霊友会系の教団は、自分たちの都合にあわせて適当に法華経を読み、日蓮大聖人の教えを利用しています。しかし、彼らの行為は、御書に
 「かかる日蓮を用ひぬるとも、悪しくうやまはば国亡ぶべし」(御書1066)
と示されているとおり、国を滅ぼすほどの大謗法行為と指弾されています。
 妙智會教団をはじめ、霊友会系教団の人々が、いかに真心をもって信仰したとしても、教団の教え自体が、日蓮大聖人の御心に背くものであるかぎり、誰ひとりとして、救われることはないのです。

 

※上記文章は「諸宗破折ガイド」(大石寺発行)を基に筆者がまとめたものです。

 日蓮正宗 妙通寺(妙通寺・日蓮正宗でも検索可)

 名古屋市中村区烏森町3丁目24番地 地下鉄東山線「岩塚駅」下車徒歩10分
  

毎月の行事

 

  ● 先祖供養 お経日  

      14:00/19:00

※日程変更あり・要確認

 

第 1    日曜日 

  ● 広布唱題会      

      9:00

 

第 2    日曜日 

    ● 御報恩 お講  

            14:00

 

お講前日の土曜日  

     ●お逮夜 お講   

            19:00

http://www.myotsuuji.info