Q 私の仕事には夜勤があります。そんな日の勤行は、何時に行なえばいいでしょうか?
A 朝の勤行は遅くても午前中、夕方の勤行は日が変わるまでに行なうことが望ましいです。しかし、夜勤などで昼夜の行動が逆転する日の場合、思うようにいきませんよね。
まず、朝の勤行を、「私にとっての大切な一日がはじまる時。これから仕事へ行きます。どうかしっかりと仕事ができ、妙法の信心の功徳を、仕事や生活に反映できますように」との願いを込めた勤行と考えてみましょう。また、夕方の勤行を、「一日の仕事・生活が終わりました。今日も一日、無事故で過ごせたことへの仏様への感謝の気持ちを込めて行なう勤行」と捉えてみましょう。
そうすれば、夕方起床したとしても、一日がはじまる前に「朝の勤行」を行ない、仕事が終わって就寝する前に、「夕方の勤行」を行なえば良いことがわかるでしょう。たとえ不規則な時間であっても「勤行しよう」という気持ちを持てることこそ立派なことですから、むしろ時間を気にすることなく、落ち着いてできる時間に勤行を行ないましょう。
ただし、「それならば、暇な時に勤行を行なえばいいだろう」と考えるのは違います。「日勤の日は何時から朝、夕方の勤行をする」「夜勤明けの時は、何時から」等と、自分で計画を立てて勤行を行なう時間を決めて、なるべく、決めた時間に行なえるよう努力しましょう。
このように、「勤行と仕事」を中心に、一日の計画がたてられるようになると、それ以外のことも、きちんとリズムが整うようになり、上手に時間のやりくりができるようになります。
法華講の信心は、寺院参詣が基本です。勤行を正しく覚えるためにも、休みの日などは時間を調整して、なるべく妙通寺へ参詣して住職とともに勤行していきましょう。